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<東日本大震災>NGO女性スタッフ、避難所で足湯提供 [東日本大震災関連]

阪神大震災(95年)、新潟県中越地震(04年)でもボランティアに取り組んだ「被災地NGO恊働センター」(神戸市)の臨時スタッフ、増島智子さん(40)は4月10日までの16日間、岩手県の被災地に入った。地震発生から風呂に入れない人がほとんどの避難所では、プロパンガスで湯を沸かし、足湯を提供した。

 「夫が行方不明のまま」「家が流されてしまった」--。肩もみをしながら話しかけると、せきを切るように語り始めるお年寄りたち。「避難生活で悲しみやストレスを胸の内に秘めている人が多い」と感じた。

 同県遠野市の社会福祉協議会や地元企業、NPOなどと3月27日、沿岸部支援のネットワーク「遠野まごころネット」を設立し、継続的な支援に乗り出した。会議を毎晩開き、足で集めた被災者ニーズと各自治体からの情報とを照らし合わせ、足りない部分を補うよう努めた。毛布が届いていない避難所を見つけ、約100枚を運び込んだ。

 同センターは、1月から噴火被害が続く鹿児島・宮崎県境の新燃岳(しんもえだけ)の被災地支援にも取り組んでおり、岩手での炊き出し用の野菜は、新燃岳周辺の農家から買い付けている。

 増島さんは5月末から1年間、再び遠野市に入り、被災地でカフェを開く計画だ。「阪神大震災では、仮設住宅などで誰にもみとられず亡くなる孤独死が相次いだ。今回は絶対に防ぎたい。そのためにも、気持ちが和らぐ場を作りたいのです」
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