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「悔しい」何度もつぶやき=計画避難、住民に不安―川俣町 [東日本大震災関連]

「計画的避難」が始まった福島県川俣町の山木屋地区。「戻れないのか」「子供が心配」。地元公民館で15日、古川道郎町長から避難先の住宅の鍵を受け取った住民らは悔しさをにじませ、寂しげな表情を見せた。
 同地区では、計画的避難区域の外にある町営住宅などに移転を予定。この日は乳幼児や小中学生のいる8世帯49人が避難を始めた。
 8歳と5歳の孫ら家族8人で町内の公共施設に避難する菅野ゆき子さん(51)。将来は山木屋地区に戻って生活したい考えはあるが、「安全にならないと戻れないのではないか」と不安を打ち明ける。息子の雅裕さん(34)は、「悔しい」と何度もつぶやいた。
 トラック運転手の佐藤健さん(40)は4~10歳の5人の子供と妻を連れ、町営住宅に引っ越す。「できれば生まれ育った土地に残りたいが、子供の健康が一番」と避難を決めた。集合住宅での生活は初めてで、「子供が元気いっぱい遊べるか分からず心配」という。新しい鍵を受け取り、「寂しいですね」とつぶやいた。
 古川町長は、1カ月の準備期間を「短かった」と振り返りつつ、「住民の健康を考えれば、ゆっくりはできない」と話した。 
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