SSブログ

お富さんをしのぶ見染めの松 千葉・木更津 [雑記]

【珠玉作の舞台を訪ねて】三世瀬川如皐作、歌舞伎「与話情浮名横櫛」 

 「しがねえ恋の情が仇 命の綱の切れたのを どうとりとめてか木更津から」(歌舞伎「与話情浮名横櫛」)の名せりふでおなじみの切られ与三。運命の相手、お富と出会うのが、千葉県木更津市の海岸だ。歌舞伎に縁がない人でも、昭和のヒット曲の一節「死んだはずだよお富さん」は知っているはず。

 江戸の大店の若だんなである与三郎は、木更津やくざの親分の愛人お富と人目を忍ぶ間柄。あるとき密会の現場に踏み込まれ、与三郎は切り刻まれ、お富は身投げをする。3年後、身を持ち崩した与三郎がゆすりに入ると、そこには死んだと思ったお富が生きていた。

 与三郎のモデルは、江戸時代後期の長唄
の大家、四世芳村伊三郎の前半生。実話を三代目瀬川如皐(じょこう)が歌舞伎に仕立てた。

 東京湾アクアラインなどを抱える人口約13万の木更津市。往事をしのぶよすがとして、JR内房線木更津駅前の光明寺には与三郎の墓が、鳥居崎海浜公園には、お富と逢瀬を楽しんだ「見染めの松」がある。

【作品名】与話情浮名横櫛

【場所】千葉県木更津市
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。