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完成までに約8年!被災地舞台の『つるしびな』がチャリティー上映会開催 [映画]

宮城県石巻市で撮影された『エクレール お菓子放浪記』(5月21日公開)など、東日本大震災の被災地と縁のある作品が復興支援活動を行っているが、インディペンデント映画『つるしびな
』もその一つだ。宮城県東北部に位置する小さな町、涌谷町で製作された本作のチャリティー上映会が、5月6日(金)に東京都中野区の野方区民ホールで開催される。
本作は、監督の大和優雅が生まれ育った宮城県涌谷町を舞台に、父と娘の心の交流を描いた人間ドラマだ。「地元を舞台にした映画を作ろう」と、監督が 2002年に脚本を執筆。それから資金調達など幾多の困難を乗り越え、涌谷町をはじめとする多くの人々の協力を得て、2010年にようやく完成にこぎつけた。しかし、宮城県大崎市にあるシネマ・リオーネ古川で今年5月7日(土)からの一般公開が決定した矢先に東日本大震災が発生、劇場にも甚大な被害が出たため、公開中止になってしまっていた。

劇中では、タイトルにもなっている“つるしびな
”に、夫婦杉、小ネギ、箟峯寺といった涌谷町のローカルな風景が映し出されており、さらに同県仙台市や石巻市、美里町でもロケが行われている。特に涌谷町は町を挙げての協力体制だったそうで、まさにご当地映画と呼べる作品だろう。アニメ「家庭教師ヒットマン REBORN」でヒロインの声を演じた稲村優奈が主演を務め、ほかにも監督の熱意に賛同した実力派キャスト陣が出演している。

今回のチャリティー上映会では、映画の上映のほかに、キャスト、監督らによるトークイベントや、劇中音楽を手掛けた宮城県を中心に活動する邦楽集団「閃雷」からのユニット“族 yakara(ex閃雷)+浅野祥”によるライブを開催。さらに映画にちなんで、参加者全員による“被災地復興祈念つるしびな”の作成も行われる予定だ。イベント収入の全額が復興支援のため宮城県涌谷町に寄付される。本イベント後の上映予定は残念ながらまだ未定とのことなので、是非この機会に足を運んでみてほしい。

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